マンション投資の賢い情報

外張り断熱工法のメリット①完全外張-断熱の場合、熱橋がほとんどない②気密が取りやすい⑨建物形状が単純な場合は施工がしやすい④発泡樹脂系断熱材は透湿抵抗が高いため、結露の恐れが少ない⑥配管・電気配線の融通性がある⑦小屋組、野地板、垂木等を露出でき、木の素材感を生かせる⑧湿度の調湿の能力が高い⑨基礎を外断熱とすると、地中熱の利用ができる⑩基礎を外断熱とすると、蓄熱容量が非常に大きくなる⑪小屋裏、床下の有効利用ができる外張り断熱工法のデメリット①壁厚が増える②屋根の断熱工事に時間がかかる③充填断熱より坪3万-4万円ほど建築費アップ④複雑な形状になると施工性が落ちる場合がある⑤標準的な仕様では重たい外装材に対する制約がある⑥正しく施工できる会社が少ない(図1 4)内断熱(充填断熱)と外断熱の断熱効果の違い(冬の場合)一般的な内断熱(充填断熱)柱などの構造物の間に断熱材を充填する断熱工法です。
施工の縛徴上、断熱榔こは構造材による切れ目ができます。
構造材の部分は断熱材より断熱性能が劣り、熟が出入りしやすくなります。
また床下や小屋裏空間は断熱材の外側なので、外気の影響をそのまま受けます。
外断熱(ソーラーサーキットの家)家全体を板状の断熱材ですっぽり覆う断熱工法です。
内断熱(充填断熱)に比べて断熟する面積が大きく、家の隅々まで外気の影響を受けにくいことが特徴です。
また断熱材に切れ目が少ないので、壁面の温度変化が少なく、結露防止にも効果的です。
「無暖房住宅」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。
「無暖房住宅」とは、建物の壁・屋根・窓・換気の性能を高めることにより、人の体温(-H 内部発熱と太陽光の熟だけで、特別な暖房機器を設置することな-快適に過ごせる住宅ということで、エネルギーを使わずに暖かいのですから、究極のエコ住宅と言えます。
家の保温性能を高くしていけば、究極的にはこのような住宅も可能です。
すでに実用化に向けて長野県に無暖房住宅実験展示場があります。
 こうした家の保温性能を測る指標として、熱損失係数を表す「Q値」というものがあります。
家の内部と外気の温度差を1℃としたときに、家の内部から外へ逃げる時間当たりの熱量を床面積で割ったもので、単位。
この数字が小さいほど、家の保温性が高いということを意味します。
 Q値はできるだけ小さいほうがよいのでしょうか。
私の答えですが、冬に関して言えば「Y e s」 です。
これに対し夏に関しては、日本のほとんどの地域において「N o」 です。
 というのも、無暖房住宅は、人間の体温や照明器具・テレビ・冷蔵庫から発する生活熱だけでも暖かくなるような、少しの熱でも大事にため込んでしまう性質を持つ住宅です。
また、晴れた日の日中の太陽熱も大事に取-込むように計画されています。
もしもこのような住宅が、日射の長く強い夏を迎えたら、どのようなことが起こるのか想像してみてください。
そう、サウナのような状態になってしまいます。
私が、夏は「N o」とする理由です。
 夏暑-なる地域では、断熱性能を高めすぎた、つまりQ値の小さすぎる住宅は「太陽熱」と「内部発熱」 で室温が上昇してしまい、冷房する期間が長くなりすぎます。
省エネどころか、冷房エネルギーをかえって増加させる住宅にな-かねない危険をはらんでいるのです。
Q値自慢だけの家では、本来気候がよいとされる5月や1 0月頃でもクーラーに頼ることになりかねません。
断熱性だけに頼らずに快適に過ごすにはポイントー 過熱に配慮する夏を快適に過ごすには、断熱性能つまりQ値を高めることよりもむしろ、窓から入ってくる熱の「遮熟」について配慮する必要があります。
なぜなら、夏は外部から侵入する熱の7 1%が窓から入ってくるからです。
遮熱対策としては、軒の出やオーニング、すだれ、雨戸・シャッター、ブラインド、カーテンなどで、日射が室内に差し込むのを防いだり遮熟複層ガラス (第4章コラム2参照)で日射熱の浸入を防ぐことが有効です。
 ポイント2 熟ごもりを防ぐ 建物の構造体の中に熱をこもらせず、熱や湿気を排熱する仕組みを持たせることも重要です。
充填断熱工法では難しい部分もありますが、外張り断熱工法であれば比較的実現しやすいでしょう。
ポイント3 地中熟の利用第2章でふれた地中熱のひんや-感を利用することも有効です。
「住み心地」 の観点から断熱性能がどれ-らい必要かの目安は、夏が暑い地域で住宅建築する場合、Q値は「それ以上断熱性を高めることは、冬と夏の快適さのバランスを壊す恐れがあるので注意が必要です。
それでは具体的には、どんな「断熱工法」を選択すればよいのでしょうか。
「住み心地」を良くする断熱工法6つの条件「住み心地」 の良い家という観点に立った場合、「充填断熱」と「外張り断熱」 のどちらがよいのでしょうか? 実は、丁寧に施工された充填断熱工法の家と、正し-施工された「壁と屋根だけ外張り断熱した家」は、「断熱性能が同じならばどちらでもよい」と考えられます。
つまり両者ともに丁寧に工事がなされて、同じ断熱性能をもっているとしたら、断熱の工法だけでは互角であり、「甲乙つけがたい」というところです。
日本の気候に適した断熱工法とは それでは、日本の 「夏は高温多湿、冬も寒い」という気候で住宅を建てる場合に、もっとも「住み心地」が良いと思われる断熱工法はどれでしょうか。
「住み心地」 の良い家のための断熱工法6つの条件を挙げてみましょう。
 ①日本人が好きな「木造」 であること ②断熱性・気密性が高いこと ③建物の畜熱容量が大きいこと ④地中熟の利用ができること ⑤建物の構造体の中を熱ごも-させない仕組みをもっていること ⑥断熱性に加え、夏対策として遮熱の工夫があること ①②⑥の条件は、充填断熱工法でも施工できます。
しかし、③④⑤が実現できません。
また、「壁・屋根だけの外張-断熱工法」を採用した場合は、①②⑥に加え⑤の施工が可能にな-ますが、木造住宅の場合、コンクリート構造物に比べ蓄熱容量が大き-ないので「壁・屋根だけを外張-断熱」しても、それほど蓄熱容量の大きい住宅をつくることができません。
 すると①~⑥のすべての条件を満たす断熱工法は、基礎コンクリートまで外側から断熱材ですっぽり包むことで建物の蓄熱容量を大き-しながら、地中熱の利用が可能になる「壁と屋根と基礎を外張断熱工法(完全外断熱工法)」ということにな-ます。
 蓄熱容量を「やかんのお湯」 の量に例えますと、RC外断熱(鉄筋コンクリート外断熱)がやかんl杯のお湯71とすると、「木造で壁・屋根・基礎まで外張り断熱工法」 で「木造で充填断熱工法」 で11というところでしょうか。
完全外張-断熱工法の木造の場合、RC外断熱と比べれば2分のIの蓄熱容量ですが、充填断熱工法の木造と比べれば、約3・5倍の非常に大きな蓄熱容量の住宅をつくることが可能になるわけです。
 これまで日本人が好きな木造でつくる「住み心地」 の良い家が、どんな構造で、どんな断熱工法であるべきなのかを学んできました。
次の章では、これまで学んできた知識を生かしながら、具体的に「住み心地」 の良い家を探してみることにします。
情報収集と判断のポイント 建築の技術は日進月歩のスピードで改良されており、現在、住宅業界でもさまざまな構造・断熱工法が普及しています。

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